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名古屋大学助産学同窓会会長交代のあいさつ

1999年から休眠状態となった名古屋大学助産学同窓会に、2015年から 2024年の総会まで会長として関わらせていただきました。当面のつなぎ役として引き受けた会長でした。


役員・卒業生の皆様の協力のもと、名大助産学のすばらしさをかみしめながら総会・研修会を開いてまいりました。しかしながら後に続く会長・役員がいない。ならば同窓会そのものを閉じるしかないと役員一同悩み続けました。

そんな中「ここでつぶしてはならない!」と奮起した一役員の存在がありました。その勢いに押されて副会長の松岡菜穂美さんが、次のつなぎ役として会長を引き受ける決意をしてくださいました。他の役員も続投を決意し、新しい役員も確保できました。こんなすばらしい仲間に囲まれていたからこそ会長の役がやってふれたのだと改めて実感し感謝しています。

ありがとうございました。

名古屋大学助産学同窓会会長
鈴木和代

名古屋大学助産学同窓会会長のあいさつ

今回、名古屋大学助産学同窓会の会長職に就任した、名古屋大学医療短期大学部助産学特別専攻1回生の松岡菜穂美です。

 今まで、会長は、名古屋大学の教授の皆様に、お願いしていました。しかし、前回の総会でもお伝えしたように、今大学を取り巻く状況は大変厳しく、教授に会長職を、お願いすることが出来ず、長く同窓会役員をやらせていただいてきた松岡が、就任することとなりました。このような大変な職を、わたくしがやれるかどうか不安ばかりですが、他の役員方々の協力のもと、何とか努めてまいりたいと思いますので、皆様よろしくお願いします。

 最近の状況として、他大学では、同窓会の存続が難しく、同窓会が無くなってきているという話をよく耳にするようになりました。一方、我が同窓会では、総会後のアンケートや、会場に来てくださった方々から、「同窓会を続けて欲しい」という意見を多数いただいています。継続することの大変さを感じながら、皆様の声を励みに何とか、同窓生みんなが楽しい、明日の助産師について考えられるような助産学同窓会を目指していきたいと思います。

名古屋大学助産学同窓会会長
松岡菜穂美

名古屋大学大学院医学系研究科総合保健学専攻看護科学コース助産分野 入山茂美教授よりご連絡

助産師教育の転換-学部教育から大学院教育へ-

名古屋大学大学院医学系研究科総合保健学専攻看護科学コース助産分野教授 入山茂美

 2022年3月25日、名古屋大学の学部における助産師教育を受けた5名の学生(21期生)が巣立ちました。この助産学生を最後に、学部における助産師教育は終止符を打ちました。学部での助産師教育は21年間となります。その間に約200名の助産師を輩出してきました。その卒業生の中には日本や海外で活躍されており、1期生の中には師長などの管理職に就かれている方もみえ、頼もしい限りです。


この21年間の助産師教育のうち、私が関わった助産師教育は約10年になります。私は、名古屋大学に着任する以前は国際保健や国際看護を教える教員でしたので、着任当時は戸惑うことばかりでした。特に、助産師教育を大学院で行うのか、学部で継続するのかという教育論争が名古屋大学内でも起こり、意見を求められて困ったという思いがあります。しかし、その困った思いはそれほど長くは続きませんでした。それは、日本社会や世界の助産師教育の流れが2年の助産師教育にシフトし始め、名古屋大学も大学院での助産師教育へと転換することになったからです。


 2022年4月2日に、助産師資格取得を目指す大学院生4名を迎えました。助産師教育カリキュラムの単位数は28単位から3単位増え、2022年度から31単位となりましたが、本学では32単位の取得となります。さらに30単位の博士前期課程の必修科目を取得していただき、研究力を備えた助産師の育成を目指します。名古屋大学から助産学の発展に寄与できる深い知識と研究能力をもち、助産師としての使命感を持って国内外の母子保健の向上に貢献できる助産師を輩出していくことができるよう、教員一同、努力をしていく所存です。

今後も引き続き、名古屋大学助産学同窓会会員の皆様からのご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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